無残な坂本谷 土倉岳→藤原岳 |
●場 所 | 三重県藤原町 | ||
●標高 | 藤原岳 1144m 藤原山荘まで | ||
●山行日 | 1999年11月28日 | ||
●コース | 西藤原駅〜坂本登山口〜途中で引き返し 聖宝寺登山口〜藤原山荘〜大貝戸登山口〜西藤原駅 |
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●多治見から登山口まで | JR多治見駅=JR名古屋駅ー近鉄富田駅ー三岐鉄道西藤原駅・・・登山口へ ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽 林昭 | ||
●コースタイム |
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西藤原の駅で見落としたかもしれないが、坂本登山口には、通行禁止のビラがはってある。 その前で先着のパーティーが相談をしていた。 勝手知ったる坂本谷。 深く考えもしないで「行けるところまで行ってみよう」と登りはじめると、 登山道は崩れて歩きにくくなっている。 堰堤から沢は石で埋め尽くされ、坂本の部落の方から広い車の道ができている。 何??!これは??! 登山道は跡形も無い。 しかし、こっちの方だと分かっている ので先へ進んだが、 工事中のような広い河原を通り、水の取り入れロへ行くまでにも登山道が崩れている。 滝も小さくなっていた。 伏流になり始めのところ(いつも下山したら顔を洗うところ)から上を振り仰ぐと、 大きな岩・背丈ほどもある大岩がゴロゴロびっしりと谷を埋めているのが分かる。
ニュースで言っていた「藤原町の土石流とはここだぅたのか・・・と嘆息。 とても土倉岳へは行けない。 上って下りてを繰り返していては時間がかかってしまう。
諦めて聖宝寺から藤原岳へとコースを変更することにする。 ぐるりと回って戻ると、木に登っていたおじさんが 「坂本谷は通れないよ。聖宝寺コースは大丈夫だよ〜」と声をかけてくれた。 藤原岳の聖宝寺コースの1合目の水場も様変わりして、 水の流れる場所が変わっていた。10:15〜10:20。 ここより上では変化の自立つところもなく、6合目に着。11:15〜11:20。 しかし、ここから谷を登って左に入る所まで、谷を通らない登山道ができていた。
トラバース道から下を見ると、谷の様相が変わって谷は深くなり、 岩・石がごろごろ出ているのが晃えた。 初めてこの山に登った雪崩跡よりも無残・・・ 8合目までトラバースして夏道を進む。 藤原山荘に12:20着。山荘の中へ入り、ココアを作る。 隣では大人数がキムチ鍋を作っていた。 彼らは水は沢山持ち上げていたが、 お湯ではないのでなかなか火が通らないようで、 我々がココアを飲み終わって片付けて出発し ようとしていても、 まだ出来上がっていなかった。12:45発。
帰りは天貝戸道へ。 4合目に、13:45〜13:50。 若者グループがパテかけて隣にきたので我々は出発。 1合目の手前で、またまた土石流の跡を見た。 上から流れてきた土石流が工場によって踏みとどまっている所を。 もし、工場が無かったら、もっともっと人家の方まで流れ込んだだろう。 |